香川県庁旧本館 その1 | 赤穂ブログ | 赤穂温泉 | 貸切風呂と露天風呂が人気の温泉旅館 祥吉

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以前から行ってみたい場所としてマークしていたのは香川県庁旧本館。

昭和のモダニズム建築の代表作として君臨する建物の一つ。

この設計士は丹下健三さん。

彼が、当時の香川県知事の依頼を受け、戦後復興と民主主義の象徴になるような建物を設計されたのだそう。

鉄筋コンクリート造ながら、梁や柱、意匠などに日本的な要素を取り入れた建築物は一度目にしておきたかったのです。

実際に見た旧本館の建物は、思っていたより大きくそして威厳のある建物でした。内部にも剣持勇さんの家具が当時のまま置かれていて、コンクリートで出来上がった空間に和風なエッセンスが入る居心地のいい空間でした。

これが昭和30年代に建てられ、今まで現役で使われている事に驚きと感動を覚えました。しっかりとしたポリシーを持って建てられた建築物は、普遍的なものだと実感しました。また香川県は、昔からデザインやアートに対する理解が深い土地柄なんですね。

戦後復興から高度経済成長を経て、現代の日本の都会の中心地は、日本的だと感じる空間は少なくなってきているように感じていて、少し寂しい気持ちになります。昔から続くものを磨き上げながら大事に使う事こそ日本的だと思いますし、今流行りの持続可能な社会の実現になるのではとこの建築物を見ながら思いを巡らせました。

まだ、この建物に寄り添うように作られた庭園や、館内の様々な意匠など見どころが一杯です。

また追ってご紹介します。

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