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祥吉の名物料理「牡蠣のすき焼き」
定番料理であるこのお料理も少しづつマイナーチェンジを繰り返しながらここまで来ました。

食材にこだわること、味付けにこだわることはもちろんなのですが、その提供法、そして器にもこだわりがあります。

すき焼きで使うお鍋は普通鉄鍋。
熱伝導や保温力から言って鉄鍋が最も理に適っているのは周知の事実。
牛肉を入れた時の焦げた感じや、グツグツ煮えていく様は、正に鉄鍋でないと出せない風情だと思います。

でも、祥吉で使う牡蠣のすき焼き用の鍋は土鍋。
これは、始めた頃からの私達のこだわりです。

普通の土鍋ですと実はすぐに貫入から裂けて割れてしまいます。
そうならないために特別に作って頂いている鍋は、陶板焼で使う耐熱の土で作られた土鍋。
普通は小さな一人用の器として使う土を大きな鍋として作ってもらいます。
大きくすると、表面が窯の中で切れてしまって失敗も多いのですが、それを承知で無理を聞いていただける作家さんに頼んでいます。

すき焼き用のどのお鍋にも共通しているのが、表面をつるつるに仕上げておくこと。
これに油をひいてフライパンのように使います。
土鍋の良い所は食材に火がじんわり入るところ。
焦げが少なく、遠赤効果で火を止めてもその保温効果は絶大です。

土鍋でなくては出来ない祥吉の「牡蠣のすき焼き」
今日もたくさんの土鍋がその出番を待っています。

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