赤穂ブログ
昨日は城崎で兵庫県の旅館組合の青年部の会議があった。青年部とは俗に言う旅館経営者の息子さんの事を指す。
兵庫県は、有名温泉地が多く旅館もそれに応じて多い。その中でも私が所属している組合には城崎温泉の組合員の方がとても多い。城崎は大小合わせると１００軒以上の旅館があって、兵庫県の中でも最も多くの旅館がある温泉地と言える。
古い町並みが今も残る温泉情緒のある兵庫県を代表する温泉地だ。
この城崎で行われた懇親会の席で隣に座った方が森津屋の若旦那さんだった。彼の言葉から感じられたのは城崎の旅館仲間はみな本当に仲が良いと思える事だった。色々な誘客イベントを彼らが中心になって行っているそうでその情熱は素晴らしいと思った。城崎の町全体にお客様を呼び込もうとするその姿勢は羨ましくもあった。
また、「あそこに座っているあいつと、あの席座っているあいつは僕の同級生で幼稚園の時から知り合いなんですよ！」との事。思えば一つの町にこんなに旅館がたくさんあるのだから、学校が一緒になってもおかしくないのだが、私にはちょっと想像ができない事だった。
私が育った夢前町塩田温泉は、小学校当時５軒の旅館があるだけだった。それぞれが隣同士である訳でもなくもちろん小さい頃は他の旅館の方の顔も知らなかった。そんなところで育った私には、温泉全体で街づくりをしておられる城崎温泉の息子さんたちの感覚がとても新鮮に感じる事が出来た。これからも色々教えてもらいたいと思った。
